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ONLINEカタログ>ギリースーツ       
アメリカ政府納品業者US Government Vendor CAGE #1SVZ3のギリージュート。Patent # 6500214
アメリカの他、フランス、ドイツ、カナダ、イタリアの各軍隊にも納品しています。
ギリートラッカー カラー各色写真上から : ウッドランド、リーフグリーン、モージー、デザート

ギリースーツの色の割合をどうしたらよいのだろう?

ギリースーツを製作するときに1番問題になるのは色の割合です。結果から言えば遠距離から見たらアースカラーのミックスならどんな感じでも意外と偽装効果(下記写真1-@参考)があります。結局はシルエットがボケるために視覚では判断しづらくなるのが原因ではないかと思っています。さすがに青々と茂った芝生のど真ん中にいればなんか違うなと思うのでしょうが…ちゃんとシルエットを隠すことさえしていれば人間だとは思わないかもしれません。ゴミだよゴミみたいなぁ…意外と人間の目なんていいかげんで光のあたりようによって分らなくなるもんです。

まずどのように色の割合を決めるか?
まずフィールドに適したメインカラーです。新緑の葉が多いところならリーフグリーンやライトオリーブ、濃緑の葉が多いところであればダークグリーン、枯れ木や赤土が多い場所の伏射ならばグレーやオリーブ、ブラウン、冬の河川敷ならナチュラルタン等ですです。このカラーをメインカラーで使うため量は多く必要です。次に考えるのが影です。そのままでも光の加減により影が発生して濃淡が出てきますが、より"らしく"する為メインカラーより暗い色を1割〜3割くらい入れましょう。
リーフグリーンやライトオリーブならダークグリーン、ダークグリーンならブラック、グレーやオリーブ、ブラウン等の場合ブラックやブラウン、 ナチュラルタンの場合はブラウンなどを影として使うと効果的になります。この状態でほぼ問題はありません。あとは、例えば、新緑のグリーンの場合やや暗い濃緑の緑等が入っているため追加色でダークグリーン、逆に濃緑の緑の場合等は葉の裏などの薄い緑リーフグリーンやライトオリーブ等を追加していきます。
@ブレンドカラー
ライトオリーブ、グレー、ブラウン、タン 全てほぼ同じ分量での配分
(まるで色基地外です。ダメなパターンです。)
Aブレンドカラー
ダークグリーン、ブラック ダークグリーン8割ブラック2割での配分
ダークグリーン8割ブラック2割での配分のよりベースの偽装を施されたネット。自然な感じで色の変化をつけるためまずダークグリーンをメインに付けていきその後影色としてブラックで調節を行ないます。最後に手でブラッシングをして色を混ぜ合わせていきます。
それでは濃緑色の葉が多い現場を想定して製作をしてみましょう。2の写真はダークグリーン、ブラック、2色の組み合わせを行なっています、イメージは濃い葉のカラーと影です。比率は8割2割くらいです。お互い濃い色を使用しているため色の変化はありますが1‐@のようにはでな感じが無くなり自然な感じです。光のあたり方にもにもよるのですがこの時点で写真では3色(ライトオリーブが追加されている)に見えています。これによって本物と同様光があたる部分が薄い色に見えることになります。これでも十分その場所にじっとしていれば近くまでこられても見つかりにくいでしょうが、あまりにも立体的に見えてしまいます、さらに加工してみましょう。
オリーブを追加した写真になります。メインカラーに対して色が主張しすぎているため微妙に不自然です。どうしても追加したい場合はこのカラーは取り付けず部分的にスプレーで調整したほうが効果があります。
オリーブをやめてライトオリーブを追加してみました。色の変化が自然な感じに近づきました。この後スプレーなどでライトオリーブ根元部分などをダークグリーンに吹いていき色をぼかす感じで調節すればさらに良い結果となります。

"3"の写真ですがオリーブを追加してみました。オリーブの色変化が激しいために輪郭が出てきてしまいます。偽装はシルエットを隠しかつ背景に溶け込ま無ければいけません。って言う事でオリーブをはずして"4"の写真ライトオリーブを追加です。のっぺりしてきました。こんな感じでしょう。あとはフィールドで追加偽装です。自然に生えている草などをちりばめて追加です、現場の泥などを使っても良いでしょう(乾くと色が変わりますので注意が必要ですが…)。1番良いのはもちろん現場の草木、や泥や土などです。これで良い結果を出すことが出来ると思います。レッツ エンジョイ 偽装!

偽装に関して言えばシルエットをぼかす時点で半分完成していますのでそれほど難しい事ではありません。その辺の草や泥を塗りつけて乾かしたぼろ雑巾などを帽子や肩口など露出が多い部分に付けるだけで完成します。しかし完璧に偽装を行うと言う事は現場を知り、見られる位置などを考慮して初めて成立するそうです。
山の風景を見るとします、新緑の季節であれば山の緑が1番目に付くと思います。遠目で見た場合その隙間に1-@の偽装を施した人間がいても見つけるのは困難だと思います。しかし徐々に近づけばもちろん分ります。当たり前の事ですがあまりにも森林の中では目立ちます。それでも10m位近づかなければ分らないと思います。もちろん隠れる場所にもよるとは思いますが。そのくらいであれば迷彩服でも良い話となってしまいます。大げさな話、偽装の場合はすぐ隣を歩いた状況下でも発見する事を困難にする事ですので1‐@ではお話になりません。それでは1−Aならいいのかと言う話になるとそれも違ってきます。日のあたらないうっそうと茂った森林の中では近くに寄られたら、いくらダークグリーンでも分ってしまうでしょう。その場合はブラウンやグレー、ブラック等が有効になると思います。

偽装を考えた場合、誰から見られたくないかも大きく影響します。見張り台の上からか、それとも同じ目線上(例えばフェンスの中で巡回している警備員からか)もちろんその場合、全てを考慮しなければいけなくなります。知っている場所、よく遊ぶサバイバルゲームのフィールドやバードウォチングのフィールドならこちらも対処が可能です、が初めての場所に行く場合それこそギリースーツ社に手紙を出しているアメリカ軍の偵察隊のように一人あたり5着ものギリースーツを作らなければ対処できない場合も考えられます。まあそんな事を僕が考えても始まらないけど。


色の組み合わせのご質問が多くこのページを作ろうと思いました。
ギリースーツのご使用に関しては現職の自衛官の方またサバイバルゲームで使用して頂いている方々、ハンティング、バードウォチング等、使用目的は色々だと思います。このページは今まで私がお話させて頂いた上記の方たちの声を基にして出来るだけ分り安く書いたつもりです。そして何よりギリースーツドットコム社の代表であるミスタートッドの助けにより目に付かなく見られなくなるための偽装の話を頂き書かせていただきました。

大事な事を言い忘れました。いくら完璧な偽装を行ってもストーキングが下手だとあっと言う間に見つかります。ご注意を!
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